黄影避暑地行脚

平成十八年八月五日六日
祭りに備えて、体力、足腰をきたえるため、酷暑の中、関西の屋根に修行?に出かけました。

約二時間余りで洞川温泉到着を目標に
朝七時半に泉佐野を出発しました。
まず阪和高速、そして南阪奈道路に乗り
橿原からR169に入ります。
大淀町でR309に入り、あとは一本道です

左の地図をクリックすると拡大します
行きは、右に曲がって
少し走るとR309に入ります。

帰りは、左からこの道に戻ってきます。

ここまでは全く混みもせず早かったです。
天川村洞川温泉に到着
予定通りAM9時30分頃、洞川温泉に到着
お目当ての『五代松鍾乳洞』に入る為
まず、ごろごろ茶屋に予約を取りに行きます
待ち時間は、約20分ほどでした。
鍾乳洞から戻ってきた時には
家族連れが外で何組も待っていたので
早めに行って正解でした。
待ち時間を利用して、ポリタンクに
『ごろごろ水』を補給しました。
でもポリタンクが安物だったせいか?
どうしても水にポリの臭いが・・・
近くで昼ごはんを食べましたが
その時の水は美味しかったですよ。
『ごろごろ水』を目的にここに来る人の方が
多かったように思います。
軽トラック、ミニバン車などに
ポリタンク、ペットボトルを一杯積みこんで
やって来て、水を汲んでいくので
朝の十時ぐらいでしたが
すでに順番待ちになっていました。

ごろごろ茶屋の向かいに
五代松鐘乳洞行駅があります。
運転手さんだけヘルメット無しで
お客さんは全員ヘルメット着用です。
ヘルメットは、なんだか子供用みたいで
僕の首にはベルトがキツかったぁ!(笑)
結構な急勾配で、これに乗るために
ここに来る観光客も多いようですね。

この乗り物は
泉佐野の稲倉キャンプ場にもあります。
本来は荷物を運ぶ為のものと
ちゃうのかな?(笑)
ここは椅子を付けて五人乗りにしていました
僕が乗ったときは
子供をひざの上に乗せて
結局七人で上がっていきました。
めちゃくちゃ急な坂なので
滑って下に落ちないかと
ちょっとハラハラしました。
トロッコ?から降りて
鍾乳洞の入り口まで行って
待っていると、野性のリスが足元を
走って行きました。

早速、ガイドのおばちゃんに
連れて行ってもらい
鍾乳洞に入っていきます。

それにしても鍾乳洞の中は涼しい!
ガイドさんの説明は
大変分かりやすくて面白かったです。
なんでヘルメットを
着用かが、よく分かりました。
狭くて天井も低いため、僕も
頭を何回か打ってしまいました。

写真では、ちょっと判りづらいですが
岩のところが少しキラキラと光っています。
金鉱石と聞いたように記憶しています。
これは石柱です。この石柱は
上から鍾乳石が垂れ下がり
下からは石筍が伸びて
二つがくっ付いて出来上がったそうです。
鍾乳石が上から一センチ下に伸びるには
百年掛かり、石筍が下から一センチ上に
伸びるには二百年掛かるそうです。
次は、エコミュージアムに入り
続いて、近くの蟷螂(とうろう)の窟
蝙蝠(こうもり)の窟に入りました。
管理小屋に行くと正面に二つ、
『千亀利組』と書いた大峰山参拝者名が
ありました。
蟷螂の窟、蝙蝠の窟に入る時
懐中電灯を貸してくれます。
中はろうそくの明かりのみで、天井も低く
懐中電灯貸し出しに納得!
蝙蝠の窟では一匹?だけ蝙蝠が
いました。
ここの中は特に涼しかったです。
横には清流があるからでしょうか?
千と千尋の神隠し?
   『湯屋』? 発見!!
昼食を済ませて最後に
四つ目の鍾乳洞に行きました。
面不動鍾乳洞に行きましたが
人が多かったですね。
ここは整備されていましたが
入り口まで行くには、下の道路からだと
階段を相当上がらなくては行けません。
疲れた〜
階段の横にトロッコがありましたが
皆さん自分の足で上がっているようですね。
上北山村に到着
洞川温泉を午後四時に出発して
再びR309に入りました。
洞川からのR309は、とても国道とは
思えない位の道で、路面が悪くて狭く
カーナビの無い僕の車では
道を間違っているのではないかと
心配しながら走りました。
夕立ちの為、河川から引き返す車が
多数あり、すれ違うのに苦労しました。
みたらい渓谷を通り、行者還トンネルを
過ぎると右手に大普賢岳、左手には
八経ヶ岳の絶景を見ながらの走行です。
途中で、三頭の親子連れらしい鹿が
車の前を横断して行きました!
五時半過ぎに宿泊地の上北山村に到着
ホテルのすぐ目の前を流れる川です。
鮎かアマゴか魚の名前は解りませんが
川を覗くと十センチほどの魚が
たくさん泳いでいます。
これだと網でも有れば、すくえそうでした。

子供たちは、初めて川に浸かりましたが、
流石に朝の上流の川は冷たく感じたようです
先週は磯ノ浦に行ってきましたが、子供には
そちらの方が良かったようです。
昨日の雨のせいか、少し流れの強い所もあっ
て、浮き輪を持ってきたのは正解でした。自
然の流れるプールです。
一時間ほど川で遊んだあと、午前十時に
川の前のホテルを出発。
先週予約したホテルでしたが
なかなか良かったです。
料理も美味しく、温泉も良かったですよ。
風呂場は男女とも
クラブハウスの風呂場ほどで、露天風呂・
サウナもあります。
上北山村のホテルを出発して
四十分余り?で大台ケ原に到着。
東大台コースを散策するため
まず食堂で昼食を摂りました。
そして日出ヶ岳を目指し正午過ぎに出発。
元気良く出発!
日向は流石に山頂でも暑いですが
日陰は涼しくて気持ちが良いです。
二十分ほど歩けば、
下の子供は『しんどい病』を連発!
山頂は、目の前に見えていますが
登りに作られた階段は、急で日陰も無く
距離も有り、暑くてしんどかったです。
ほかのハイカー達は、到着すると
大パノラマの絶景を見るのもそこそこに
すぐに展望台の下に行って涼んでいました。
天気が良ければ、バックに
富士山も見えるそうですが・・・
一年に何日見えるのでしょうかね?
当然ながら今回も見えませんでした。
本当はここで日の出の写真を撮りたくて
僕一人早起きして来ようかと
考えていましたが、駐車場からここまで
かなりの距離があったので
やっぱり、止めといて正解でしたね。
展望台のすぐ横に鹿が十匹いました。
全部メスだったような。
正木ヶ原に入ると日陰が無く、
弟の方は「暑い、疲れた」の連発です。
大台ケ原ならではの風景です。

倒れたり、立ち枯れしたトウヒと
ミヤコザサが作り出す、もの悲しい
この光景は、まさしく大台ケ原を
代表する光景とも言えるでしょう。
この日は野生の鹿を
三十匹以上見かけました。
十五年ほど前に来たときは
五〜六匹だけしか見かけませんでしたが。
増えているんでしょうかね?
しかしオスを見かけたのは
一匹だけでした。
だんじりの彫り物の
大きさの何倍あるんやろ〜
二時間ほどかかって
牛石ヶ原の手前にある
神武天皇像前に到着。
ここにどうやって運んだんでしょうね?
車も通れないのに?
大蛇ーに向かう道は岩や木の根などが
ゴツゴツした狭い道で、すべりやすく
ジョギングシューズ・スニーカーなどでは危ないです。
やっぱり登山靴なんかのほうがいいですね。
子供たちは手を突きながら先端まで
行きました。
六十〜七十歳くらいに見える年配の
皆さんはベテランで経験豊富のようで
立ったままで先端まで行きました(驚き!)
杖を持っているから安定しやすいのかも
しれませんね?
絶景!
もう余裕が出てきて
ハイッ、チーズ!っと
でもやっぱりイグアナのように
両手を付きながら、戻ってきました。
ゴール!!!
時間はPM三時半。
記念にハイッ、チーズっと。
大蛇ーを出てシオカラ谷を通って来ましたが
シオカラ谷を通ってくる道は
長い下りが続いたあと、その分、今度は
急な登り石段が延々続き、途中で何度も
座り込んでしまいました。
疲れた〜
左の地図をクリックすれば
拡大します。
帰りは吉野で混み出し、四時間かかりました。大阪桐蔭対横浜の試合は見れず残念。